最近疲れやすい。 体形が崩れてきた。 背中が丸まってきた。 腰が痛い。
足腰が冷える。 便秘気味だ。 おもらしが出てきた。
なんて感じている人いませんか? その原因は、お尻が緩んでいるのです。
お尻が緩むと…、下腹に力が入らなくなります。体の重心、丹田(ツボでいえば「関
元」)に力が入らないということで、体のバランスが崩れます。
また、腰回りの筋肉が緩み、背骨を正常な位置に保つことができなくなります。腰
回りの筋肉が緩むと腹圧が低下します。
腹圧が低下すると内蔵の働きが悪くなります。姿勢が崩れ猫背になり、内臓が圧迫
されポッコリと下腹が出てきます。
下腹が出てくると力が入らなくなり、腸の蠕動運動が低下し便秘になります。
お尻が緩むと骨盤底筋(骨盤の中の臓器、膀胱や直腸、子宮を支え正しい位置に保つ。排尿、排便のコントロールをする。姿勢を保つという働きをする。)が弱くなります。
骨盤底筋が弱くなると、外肛門括約筋や外尿道括約筋が緩むので、便や尿の失禁が
出てきます。
以上のことを防ぐには、どうしたらいいのでしょう? 簡単です。お尻をしめまし
ょう!
いすに座っていても、寝ていてもいいですよ。5~10 秒ほどゆっくり息を吐きなが
ら、おなかの中に肛門を吸い上げるように肛門をしめてください。最初は 5 秒から始
めても構いません。それを一日一日 10 回。
まずは 1 週間続けてください。慣れてきたら目標の 10 秒に少しずつ近づけましょ
う。
また、さらに慣れてきたら、一日の中で何度でもいつでも、どんな姿勢でも構いません。お尻をしめるようにしてください。
では、お尻をしめて、どうぞ良い年をお迎えください。